オリエントスター 597302-70 自動巻ボーイズサイズのレビュー
オリエントスター(ORIENT STAR)から発売されたボーイズサイズの自動巻腕時計「597302-70」をレビューしてみました。
こちらのモデルは、シンプルな3針にデイト付きという王道なスタイルとなっています。
今回は、私物でもある青文字盤のモデルを画像付きでご紹介していきたいと思います。
現代においてはメンズサイズとしては珍しい小ぶりな腕時計となっているので、
細腕さんや小径の腕時計が大好きだという方にご覧になっていただければと思います。
また、現在も購入することができますので本記事をご覧になって気になった方は是非狙ってみてくださいね。
・発売当時は、メンズサイズとして展開されたモデル。
・カラーバリエーションが豊富で王道スタイルなシンプルな腕時計。
オリエントスター(597302-70)のデザインについて
今回、ご紹介するオリエントスター(597302-70)がまずはどういったモデルなのかを見ていきましょう。
最も気になる点は、デザインだと思いますので、まずはビジュアルからです。
ボーイズサイズのケース径が特徴的
まず、このモデルの最も注目したいポイントはケースサイズです。
現在ではレディースサイズといえる34mm(リューズ除く)です。
私が測ったところ、このサイズですが、ネット上では33mmと表記されているのも見かけます。
正式にはどちらのサイズが正しいのかはわかりませんが、ケース研磨によって少し痩せている中古品もあるのかもしれません。
小径ではあるのですが、
逆に言えば、現在ではメンズサイズとして手に入れることが難しくなってきたサイズ感なので、
細腕さんや小径の腕時計が好きな方にとっては魅力的に見えると思います。
さらに、
私の腕は実際に約15.5cmあるかないかですが、腕にはめてみると、
そこまで小ささは感じず、どのようなシーンでも邪魔にならない良いサイズだなと感じます。
実際に腕が太い方でも非常に着用しやすいと思いますが、
太い方にとっては好みが別れるところかと思います。
文字盤デザインはシンプルに
続いて、文字盤のデザインです。
これは特に言うこともないぐらいにシンプルなものです。
現在でも変わることがない、使いやすく、見やすいシンプルなデザインになっています。
文字盤の12時位置、6時位置、9時位置に数字を配置し、
あとは楔形のようなインデックス、3時位置にはデイト表示がつき、
非常にシンプルな作りになっています。
文字盤中央上付近には、ORIENT STARの文字とロゴが印刷され、
下の方には、automatic 21jewelとの文字が印刷されています。
文字盤カラーバリエーションが豊富
このオリエントスター(597302-70)については、
文字盤カラーが今回ご紹介する「青(ブルー)」のほか、「白(ホワイト)」、「黒(ブラック)」、「ピンク」などがあるようです。
他にもネット上では、スカイブルーのような色やシルバーなんかも見たことがあります。
こうしてみると、
当時にしてはかなり豊富なカラーバリエーションだったのではないかと推測できます。
今では各社からカラフルな文字盤が発売されており、違和感はないんですけどね。
しかしながら、
ネット上でよくみる文字盤としては、「青(ブルー)」や「白(ホワイト)」、「黒(ブラック)」、「ピンク」などを
よく目にするので、当時にしては比較的カラフルな色も売れたのではないかと思います。
裏ぶたは「裏スケ」仕様に
なんと、この見た目は裏蓋はしっかりと「裏スケ」仕様なんです。
これは腕時計好きにはアツい展開です。
裏の方から機械を眺めることができるようになっていますよ。
ムーブメントはなんてことない機械なんですが、
それでも実際に時計が巻かれて動いているところを間近に見れるのは非常に楽しいです。
テンプが動いているのが見えるだけでもロマンを感じますし、
このサイズ感の時計でこのような機構が楽しめるのは非常にコスパが良いなと感じます。
オリエントスター(597302-70)のムーブメントについて
次は、オリエントスター(597302-70)に搭載されているムーブメント(機械)について見ていきましょう。
自動巻ムーブメントが搭載
このオリエントスター(597302-70)には、
自社の自動巻きムーブメントが搭載されています。
この機械は、手巻き機構がついた自動巻き式機械で秒針停止(ハック)なしとなっています。
この機械を見た印象としては、思ったより小さいといったところです。
ケースサイズも小さいのですが、まるでレディースの自動巻ムーブメントのような小ささです。
しかしながら、
大きなズレも生じることなく動いてくれますし、かなり優秀です。
ハック機能はないですが、日常生活で困るレベルでは全くありません。
さらには、
余計な機構を省いているので、壊れにくいですし、OH代金を安く済むと思えば、
個人的には普段使いには向いているなと思います。
オリエントスター(597302-70)を着用してみた感想
実際にオリエントスター(597302-70)を腕にはめてみた感想ですが、
特にこれといってダメなところも特別良いところもないですね・・・・
強いて言うのであれば、サイズ感が私にはどハマりな感じですね。
着用していることを忘れるぐらいのサイズ感と重量が素晴らしいです。
スーツなどを着用していても袖にしっかりと隠れてくれるので助かります。
デメリットとしては、
ブレスレットが安っぽいかなと言う印象です。
しかしながら、価格帯などを考えると特別デメリットというわけではありません。
ちなみに、
私が持っているモデルは、バックルにロゴが入っていないものですが、
年代によってはロゴが入っているモデルもあるようです。
ブレスレット問題は、社外の革ベルトなどに交換することで、
いくらでも良くすることはできると思いますので、
正直、このモデルに関しては悪い点はあまり感じていません。
オリエントスター(597302-70)の中古相場
現在、オリエントスター(597302-70)を手に入れるには中古で購入するほかありません。
では、一体いくらぐらいで販売されているのでしょうか?
実際に調査してみたところ、
多くの場合で10,000円〜15,000円程度で販売されているようです。
時計店などですと、20,000円ぐらいで売られていたりもしますね。
フリマアプリやヤフオクなどでは、
1万円以下で売られていることもありますが、状態が良くないものだったりもしますね。
とはいえ、自動巻機構の腕時計が1万円程度で購入できると思うと、
個人的には非常にコスパが良いですし、今では味わうことのできない楽しさが詰まっていると思います。
是非、気になった方はチェックしてみてくださいね。
オリエントスター(597302-70)のモデル概要
メーカー名 | オリエントスター(ORIENT STAR) |
---|---|
型番 | 597302-70 |
ムーブメント | 自動巻式(ハック機能なし) |
性能 | ・日付(日付早送り機能つき) |
当時定価 | ???円 |
防水性能 | 日常生活防水 |
ケース径 | 縦41mm×34mm(リューズ除く) |
ケース厚さ | 約11.0mm |
ラグ幅 | 18mm |
まとめ
本ページでは、
オリエントスターから販売されている「597302-70」についてレビューしてみました。
いかがでしたか?
既に廃盤となっているモデルで、
詳しい商品情報はわからなかったのですが、発売時期は1990年代のようです。
恐らく当時の定価もそこまで高くなかったのではないかなと思います。
現在では様々なデザインの時計を販売しているオリエントスター(ORIENT STAR)ですが、
このようなクラシックなモデルも現在も取り扱っています。
まさに今回ご紹介したモデルの進化版といったところでしょう。
やはり、何本も腕時計を持っているとしても、
こういったシンプルな時計は飽きがこないですし、結局出番が一番多かったりもします。
もちろん現行モデルも非常に魅力的ですが、こういったビンテージ時計も良さがあるので是非気になる方はチェックしてみてくださいね。