腕時計の日付変更禁止時間帯に操作をやってしまった場合はどうなる?
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腕時計(機械式・クォーツ)には、『日付変更禁止時間帯』というものが存在します。
多くの方が自然とやってしまった・・・なんてことがあると思いますが、
この時間帯に日付変更するとどういったことが起きるのでしょうか?
本ページでは、
腕時計の日付変更禁止時間帯に操作をするとどうなってしまうのか?という点について解説していきます。
また、安全に針の操作をする上で注意しておきたい事ややってしまった際の対処方法についてご紹介していきます。
・日付変更禁止時間帯に操作をするとどうなるのかが分かる。
・ついやってしまった・・・となった際の対処方法などについて分かる。
腕時計の日付変更禁止時間帯とは?

腕時計の中には、カレンダー付きのモデルがあります。
このような時計には、「日付変更禁止時間帯」というものが存在します。
これは、主に午後8時(20時)から翌朝午前4時あたりの時間帯を指します。
この「日付変更禁止時間帯」に、
リューズを使って日付操作をすることで時計内部の部品の破損などを招く可能性があり、
故障の原因となると言われています。
日付変更禁止時間帯に操作するとどうなるの?

腕時計を日付変更禁止時間帯に操作するとどうなるの?という問題ですが、
実際に考えられることについてまとめてみました。
1.日付が切り替わらなくなる
通常であれば、午前0時を回れば自動的に日付が変わると思いますが、
途中で止まったままになったり、日付が変更しなくなってしまう可能性があります。
2.日付の位置がズレる
日付が窓枠の真ん中にこず、上や下にずれてしまって表示されることがあります。
3.操作時に違和感を感じる
リューズ操作で日付変更をしようと思った時に、空回りしたり、異常に重くなることがあります。
4.時刻が狂う
破損によって部品の破片が原因となって秒針が止まってしまったり、
日差が大きくなってしまうことがあります。
腕時計を壊さないための日付操作について

腕時計を壊さないために日付変更する方法は以下の通りです。
針を6時に移動させて操作する
日付変更禁止時間帯を避けて日付変更操作をすれば問題ありません。
したがって、針を回して短針を6時位置に持ってきてから日付操作を行えば禁止時間帯からはずれます。
針を回して日付を合わせる
日付操作をして腕時計を壊してしまうのが怖い場合には、
日付を直接操作して変更するのではなくて、針を回して日付を合わせるのもオススメです。
時間がかかってしまうので手間に感じる方もいると思いますが、
誤って日付変更禁止時間帯に操作することがなくなります。
腕時計を日付変更禁止時間帯にやってしまった場合の対処方法

もし、日付変更禁止時間帯に腕時計を操作してしまって、
やってしまった・・・なんてことになった場合、どのような対処ができるのかご紹介していきます。
様子を見てみる
やってしまった・・・と思った場合、まずは禁止時間外に日付を操作してみて、
その際にリューズに引っ掛かりや異音などが起きていないか確認してみてください。
また、
夜の12時になった時に日付が適切に切り替わっているか否かも確認してみましょう。
まずは、無理に操作したり叩いたりなどはせずに、
問題が起きていないかどうかを確認してみてください。
メンテナンスする
もし、日付送りがされなかったり、壊れているような気がする場合には、
時計店などにメンテナンスに出しましょう。
日付が適切に切り替わらない場合には、中の部品である「日送り爪(ひおくりづめ)」が
破損してしまっている可能性があります。
こういった場合には、OH(分解掃除・部品交換)が必要となります。
クォーツ時計は日付変更禁止時間帯はない?

機械式時計であれば、日付変更禁止時間帯があるという話を聞いたことがあるなんて方もいるでしょう。
そこで疑問に思うのは、クォーツ時計(電池式)は関係ないの?というもの。
「クォーツは電子式だから大丈夫」なんて思っている方もいるかもしれませんが、
実は例外なく、日付(カレンダー)が付いている時計は日付変更禁止時間帯があります。
クォーツ時計であっても、
日付変更の内部構造は同じで「日送り車」によって動くのですが、
日付変更禁止時間帯には、歯車がカレンダーの円盤に噛み合っていますので、
この状態でリューズで無理やり日付操作をすると破損の恐れがあるのです。
一部例外となるクォーツ時計について
クォーツ時計の中でも一部のモデルについては、日付変更禁止時間帯を気にすることなく使用ができます。
その例外となる時計は以下の通りです。
- 1,デジタル時計
- 2,パーペチュアルカレンダー機能付きの時計
- 3,カレンダー機能がない時計
デジタル時計は、
ご存知の通りで歯車が存在しないため問題ありません。
また、
パーペチュアルカレンダー付きの時計についてもカレンダーの切り替わりが
自動で修正されるためそもそも破損する心配がありません。
カレンダー機能がない時計については、
日付がついていないので破損の恐れがありません。
日付変更禁止時間帯がない腕時計について

実は、日付変更禁止時間帯がない腕時計も存在します。
あなたの所持している時計の中にはもしかしたらこういったモデルも存在するかもしれません。
まずはメーカーの取扱説明書などをよく確認してみてください。
ロレックス
Cal.3235/Cal.2236搭載モデル
Cal.3235/Cal.2236を搭載した現行のデイトジャスト、サブマリーナー(デイト付)、ヨットマスター、シードゥエラーなどが対象。
- デイトジャスト 36(Ref.126200、126234 など)
- デイトジャスト 41(Ref.126300、126334 など)
- サブマリーナー デイト(Ref.126610LN、126610LV、126613、126618 など)
- ヨットマスター 40(Ref.126621、126622、126655)
- ヨットマスター 42(Ref.226658、226659)
- シードゥエラー(Ref.126600)
- シードゥエラー ディープシー(Ref.136660)
スカイドゥエラー
「サロス年次カレンダー」により、禁止時間帯の制約がありません。
短針独立操作タイプ
GMTマスターII、エクスプローラーIIなどのモデルは、短針独立操作タイプで、
「短針を24時間分ぐるぐる回す」ことで日付を変更する構造となっているため、
『日付変更禁止時間帯』がありません。
ブライトリング
Cal.搭載モデルについては、『日付変更禁止時間帯』の心配がありません。
B01は、カレンダー禁止時間帯をなくした先駆け的なムーブメントとして有名です。
搭載されているモデルは、ナビタイマー、クロノマット、プレミエなど。
オメガ
Cal.8900/9900を搭載したモデルは、『日付変更禁止時間帯』がありません。
このムーブメントは、リューズを1段引くと「短針だけを1時間ずつ飛ばす」仕組みとなっているため問題ありません。
搭載されているのは、シーマスター アクアテラやプラネットオーシャンの一部となっています。
カシオ
ソーラー電波時計やBluetooth連携モデルなどを含めて、
デジタル制御となっているため、24時間いつでも変更が可能となっています。
シチズン(エコ・ドライブ)
パーペチュアルカレンダー(万年カレンダー)搭載モデルについては、
「日付変更禁止時間帯」を気にする必要がありません。
スマートウォッチ
Apple Watchのようなスマートウォッチは、デジタル時計となっているため、
歯車などがなく、『日付変更禁止時間帯』の心配はありません。
まとめ
本ページでは、
腕時計の日付変更禁止時間帯について解説していきました。
もう一度、日付変更をしてはいけない時間帯をおさらいしましょう。
午後8時(20時)から翌朝午前4時あたり
機械式にだけ存在すると思われていた方も一部いらっしゃるのではないでしょうか?
たまにクォーツ時計は関係ないなんて言われている方もいますが、
クォーツ時計であっても構造自体は同じなため時間帯には注意が必要です。
「あ、やってしまった・・・」
とならないためには、予め何時の時に日付操作をしてはいけないのかを理解して、
慎重になってリューズを回すようにしましょう。
もし、やってしまった後の場合には、
様子を見ながら、問題がなければそのままでも良いですが、
何か日付変更がスムーズにいかないなどの故障の疑いがある場合には、早い段階でオーバーホールに出しましょう。
