キングセイコー「5625-7121」のレビュー!着用感や文字盤デザインほか

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キングセイコー「5625-7121」のレビュー!
今回は、セイコーから発売されたキングセイコー「5625-7121」というモデルをレビューしてみました。
ご紹介するモデルは、シンプルな文字盤でハイビート仕様の機械式ムーブメントを搭載しています。
またデイト機能付きで普段使用するにも最適な1本となっています。

キングセイコーといえば、
グランドセイコーの次ぐ高級機モデルです。
現在は、復刻もされていることから人気がさらに加速しているシリーズとなっています。

本ページでは、
このキングセイコー「5625-7121」の着用感、デザイン、ムーブメントなどについてご紹介しています。
是非、最後までご覧になっていってくださいね。

本記事のポイント・キングセイコー「5625-7121」は、定番ケースと異なるスタイリッシュなデザインを採用。
・搭載されている機械は、自動巻ムーブメント「Cal.56系」。
・裏蓋には、金色のKSメダリオンがなく刻印のみのデザイン。

キングセイコー「5625-7121」のデザインについて

キングセイコー「5625-7121」のデザイン
今回、ご紹介するモデルは、セイコーより発売されたキングセイコー「5625-7121」です。
56KSなんて言われているモデルで、グランドセイコーに次ぐ高級機だったものです。
56系に採用された定番のケースとは少しだけ異なる形状をしたモデルになっています。

キングセイコーは、
高度経済成長期でもある1961年に誕生し、諏訪ではなく亀戸の第二精工舎で、
製造されているのが特徴的です。

初代キングセイコーは、
価格が1万2000円~1万5000円という設定になっており、
これは当時の大卒初任給の平均給与とほぼ同じとなっており、現在でいう約20万円ほどの価格帯でした。

1961年に誕生したキングセイコーですが、
意外にも短命で、1970年代で製造は終了してしまいます。
これには、1969年に誕生したクオーツウオッチの台頭などが原因となっています。

今回、ご紹介するモデルであるキングセイコー「5625-7121」は、
まさに1970年代に発売されたモデルとなっており、
ある意味末期のモデルとも言えます。

では、早速デザインから見ていきましょう。

シンプルイズベストな文字盤デザインに

このキングセイコー「5625-7121」の文字盤は、
シルバーカラーにとてもシンプルな文字配列なデザインとなっています。

12時位置には、大きくSEIKOというロゴを配置し、
その下にはautomaticという文字を印字。

6時位置には、
KSという大きいシリーズロゴを配置しているほか、
その下にはHI-BEATという文字が印字されています。

シンプルなデザインだからこそ、
使用シーンを選ばず、ビジネスシーンでもプライペートでも使えますね。

ケースデザインや裏蓋について

キングセイコー「5625-7121」の裏蓋
このキングセイコー「5625-7121」は、
56キングセイコーの定番ケースとは異なるケース形状をしており、
ラグのところがスマートな形状をしています。

また、裏蓋についてもよくある一体型のケースとは異なり、
スクリューバック式の裏蓋となっています。

ちなみに、
裏蓋にもメダリオンはありません。
SEIKO KSという刻印があるのみとなっています。

リューズデザインについて

キングセイコー「5625-7121」のリューズ
このキングセイコー「5625-7121」のリューズには、
「KS」という本シリーズの刻印が刻まれています。
ねじ込みではなく、通常のリューズとなっています。

やはり、このKSリューズは満足感を得られますね。
サイドから見た時にもチラッと見えるKS文字がなんともたまりません。
コレクター心をくすぐります。

キングセイコー「5625-7121」のムーブメント(機械)について

このキングセイコー「5625-7121」に搭載されているムーブメント(機械)は、
5625Aという自動巻きムーブメントとなっています。

操作方法ですが、
リューズを引かずに手巻きをすることができます。
リューズ1段引きで、日付を変更することができます。

リューズ2段引きで時刻を変更することができます。
また、ハック機能がついていますので秒針が止まります。

このムーブメントは至って特別な機構はないものの、
とても安定しているほか、メンテナンス性も良く、
日常使いにも最適な機械となっています。

キングセイコー「5625-7121」を着用してみた感じ

キングセイコー「5625-7121」を着用してみた感じ
実際にキングセイコー「5625-7121」を着用してみました。
着用するとこのような感じです。

本モデルは、
ケース径が36.8mm(リューズ含まず)となっているため、
非常に腕乗りがよく、日本人の腕にはぴったりなサイズ感です。

現在では、小さいと感じるかもしれませんが、
本来であれば、日本人にはこれぐらいのサイズ感がとても似合うと思います。

また革ベルトを着用するとドレスウォッチのような雰囲気になるため、
ビジネスシーンでスーツを着用する際にもワイシャツの袖に丁度、隠れるため、
邪魔にならないというのも良い点です。

現在は、ステンレスベルトを着用しているので、
どのようなシーンでも着用ができると思いますが、
あえて革ベルトにすることで、よりビジネスシーンでの着用機会が増えそうです。

シルバー文字盤となっているので、
革ベルトで遊ぶことで、いろいろな表情や雰囲気を醸し出すことができそうです。

キングセイコー「5625-7121」の中古相場について

キングセイコー「5625-7121」の中古相場
このキングセイコー「5625-7121」が気になるという方もいらっしゃると思います。
そこで、実際の中古相場についても調べてみました。

時計店での中古相場について

実際にこのキングセイコー「5625-7121」を販売している腕時計店では、
相場は、大体5万円程度になっています。
やや高いと感じる方もいるかもしれませんが、OH済みであったり、
アフターフォローもあったり、真贋も安心できるためこのぐらいの相場になっています。

ネットでの中古相場について

どうしても安く買いたいという方は、
メルカリやヤフオク、楽天などのオンラインサイトを利用するのもオススメです。

ネット上での相場では、
大体3万円前後〜となっていました。

ただし、安い個体におけるデメリットとしては、
状態が悪い個体、偽物の可能性、OHが必要なケースなど多々です。

OHをしないといけない場合には、
結局は高くつくケースもあるため、必ずしも安く買えるとは限りません。
また文字盤やケースの状態を気にする方は、時計店での購入がオススメです。

キングセイコー「5625-7121」のモデル概要

キングセイコー「5625-7121」

メーカー名 SEIKO(セイコー)
型番 5625-7121
ムーブメント 自動巻ムーブメント「Cal.5625A」
性能 ・手巻き機能
・日付機能
・ハック機能(秒針停止装置)
当時定価 ???円
防水性能 日常生活防水
ケース径 36.8mm(リューズ除く)
ラグ幅 18mm
販売年代 1970年代頃

まとめ

本ページでは、
セイコー(SEIKO)から発売されたキングセイコー「5625-7121」をレビューしてみました。
いかがだったでしょうか?

56系のキングセイコーはとても中古相場でも多くの個体が出回っていますが、
この「5625-7121」については、そこまで多くは出回っていないと思います。
とはいえ、珍しい個体ではないので手には入りやすいです。

キングセイコー自体は、
グランドセイコーに次ぐ高級機であり、当時も定価は高級機そのものです。

また、現在はキングセイコーも復刻していますので、
オリジナルである当時のモデルも中古相場が少しずつですが上がっています。
気になるという方は、是非安いうちにチェックしてみてくださいね。



この記事を書いた人:withclip編集長
腕時計好きになって10年以上。 高校生の時に初めて購入した時計をきっかけにオタクに。 現在、100個以上のコレクションを愛でる腕時計ガチ勢。 高級ブランドからマイナーブランドまで幅広く愛しています。

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