セイコー 7C43-6010 プロフェッショナル 200mダイバーのレビュー

セイコー 7C43-6010
セイコー(SEIKO)から発売されたプロフェッショナル 200mダイバー(7C43-6010)をレビューしてみたいと思います。
人気のダイバーズシリーズであり、200メートルもの防水性を誇っている本機。
ビジュアルは、スタンダードそのもの。

メーカーからは様々なタイプのダイバーズウォッチが発売されている中、
今ではミドルサイズという立ち位置にあたる本機。
恐らく、ご存じでないという方も多いと思いますので私が持っているコレクションの中からご紹介したいと思います。

本記事のポイント・セイコープロフェッショナル200mダイバー(7C43-6010)はクォーツ式時計。
・ミドルサイズながらシーンを問わずに着用できる万能タイプ。
・男らしく、スタンダードなモデルが欲しい方にオススメ。

セイコー(7C43-6010)のビジュアルについて

まずは、セイコープロフェッショナル200mダイバー(7C43-6010)のビジュアルを見ていきましょう。

個人的な印象としては、スタンダードなダイバーズウォッチかなと言ったところでしょうか。
文字盤もシンプルなブラック、ベゼルもブラックでアルミ製です。
行ってしまえば、今現在の現行機などに比べると古典的な感じもしますがシンプルイズベストという容姿をしているように思えます。

リューズはねじ込み式であり、
発売当時は、200M防水を謳っていたことが理解できる作りになっています。
余談ですが、ダイバーズ風として発売されているモデルではリューズはねじ込み式ではないことも多いです。

ベゼルは両回転式

セイコー 7C43-6010
ベゼルについては、両回転式を採用しているため、
左にも右にも回るような仕様となっています。
クリック間は、そこまでなく割とスムーズに回るような感覚があります。

両回転防止が良いか否かは好みかなと思いますが、
個人的にはどちらにも回せて好きな位置で止めやすいというのも良いなと思っています。

文字盤にQUARTZ表記がなくスマートな印象に

セイコー(SEIKO)のダイバーズウォッチシリーズでは珍しく、
実はQUARTZ表記がないモデルとなっています。
つまり、文字盤だけではクォーツがどうかの判断ができないわけです。

そんなところを気にしている方も少ないかも分かりませんが、
秒針の動きさえ見なければかなりスマートな印象で、自動巻き時計?なんて勘違いしてしまう方もいるかもしれませんね。

文字盤はそのせいもあってかかなりシンプルでごちゃごちゃ感もなく、
とてもクールな印象に仕上がっていると思います。

裏蓋には防水性をアピールするデザインも施されており、
まさに海に似合う、夏に似合う腕時計になっています。

ケースの全体的なサイズ感について

セイコー(7C43-6010)

ケース径 縦45mm×37mm(リューズ除く)
ケース厚さ 約12.7mm
ラグ幅 19mm

セイコー(7C43-6010)のムーブメントや性能について

次は、セイコープロフェッショナル200mダイバー(7C43-6010)のムーブメントや性能について見ていきたいと思います。

7C43ムーブメントについて

セイコー(7C43-6010)のムーブメント
本機に採用されているのは、7C43ムーブメントとなります。
実は、この機会はとても優秀なのです。
というのも、耐磁性能に優れているだけでなく、高出力トルクがあるため信頼性の高いキャリバーとなっています。

このムーブメントは、クォーツ式となっていますが、
信頼性の高い機械となっているので、壊れにくいですし、現代においても日常防水程度であれば問題ないと思われます。
もちろん濡らしてはダメですけどね。

あとは、個人的に使っていてすごいなと思うのが大きくずれることがないという点です。
これは流石のSEIKOといったところでしょうか。
安心して着用できるので、時間のずれを気にしたくないシーンで活躍してくれます。

ちなに、
このムーブメントでは、日付曜日の早送り機能や秒針停止機能を搭載しています。
これもまた働く人にとっては有難い機能だと言えます。

セイコー(7C43-6010)を着用してみた感じ

セイコー(7C43-6010)の着用画像
実際にセイコープロフェッショナル200mダイバー(7C43-6010)を腕につけてみました。
いかがでしょうか?
かなりスマートな印象を受けませんか?

ダイバーズウォッチらしい見た目はしているのですが、
ミドルサイズなため、私の腕(約15.5cm)にもすっきりと収まっています。

このサイズ感がなんとも言えないんです。
実際に44mmのダイバーズウォッチも持っているのですが、
この時計をつけると「軽っ」、「小さっ」、「楽だ〜」となります。笑

当然ですが、
スーツを着用した際にも引っかかることなく問題なしです。
これは私のような細腕さんには是非ともお勧めしたい1本です。

セイコー(7C43-6010)の個人的な惜しいポイントについて

セイコー(7C43-6010)のラグ幅
実は、完璧に見えるセイコープロフェッショナル200mダイバー(7C43-6010)ですが、
個人的にはちょっと惜しいなと感じるポイントがあります。
それがベルト問題です。

こちらのモデルは、元々ステンレスベルトやウレタン製のベルトがついていたようですが、
中古入手となると、純正モデルが付いてなかったり、壊れていたりします。
もちろん、ベルトを変えるのも腕時計趣味の醍醐味なので変えたいと思うシーンは多いです。

しかしながら、
こちらのモデルはラグ幅が19mmと実はぴったりのものを探すのに苦労しました。
ベルトをこだわると、ピッタリ幅のものがなかったりします。

この点で私は、とても残念だと思ってしまいました。
ケース径サイズ的には、ラグ幅18mmでもよさそうだなと思うのですが・・

そこで現在着用しているラバーベルトは、
20mmのサイズのものを着用しています。
ラバーなため、無理やりつけることができるので助かっています。

しかしながら、
ベルト自体には満足いっていないため、いつかは自分が気に入ったものをつけてあげたいと思っています。

セイコー(7C43-6010)のモデル概要

セイコー 7C43-6010

メーカー名 SEIKO
シリーズ PROFESSIONAL 200m
ムーブメント クォーツ式(Cal.7C43)
性能 ・秒針停止機能
・日付曜日(日付曜日早送り機能つき)
当時定価 33,500円
防水性能 200M防水(飽和潜水対応)
ケース径 縦45mm×37mm(リューズ除く)
ケース厚さ 約12.7mm
ラグ幅 19mm

まとめ

本記事では、
セイコープロフェッショナル200mダイバー(7C43-6010)についてご紹介していきました。
個人的には完璧とも言えるビジュアルと性能で満足感ある1本となっています。

ムーブメントについては電池式となっているため、
人によってはちょっとな〜と感じる方もいるかもしれませんが、
逆に言えば狂わないですし、使っていない間も動いてくれるので非常に使い勝手は良いです。

また、現在はスーツを着る際にもダイバーズ時計を着用する方も増えているため、
こういったミドルサイズでクォーツ式の時計はかなり重宝されるのではないかなと思っています。
というのも、ビジネスシーンでは時間の狂いは非常に命取りになることもあるからです。

私自身も普段は機械式の時計を着用することも多いですが、
たまにこういったクォーツ式の時計を使用すると、
やはり楽ですし、扱いも少し雑にしても壊れないですし、非常に使いやすいな〜と感じてしまいます。

今回ご紹介したモデルは、
絶版モデルで入手するには中古しか方法がありませんが、
もし見つけた際には運命だと思って手に取ってみてくださいね。

この記事を書いた人:withclip編集部
腕時計に関する情報マガジン。 腕時計のレビューから気になる情報を発信。

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